sara’s diary

慢性腎不全 猫

頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 15 ついに痙攣発作が!覚悟の年末

 

こんにちは。

 

慢性腎不全末期と言われてから、獣医さんも感心するくらい穏やかに2017年の秋を過ごしてくれたサラちゃん。

 

しかし、慢性腎不全はそんなに甘いものではありませんでした。

 

やっぱり、サラの腎臓はほとんど機能していなかったんだ…と思い知らされた、2017年の年末の出来事です。

 

 

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12/31 別人のようになってしまいました…でも優しい顔してました。

涙目になりながら必死に苦しみに耐えていました。

痩せてしまい骨と皮しかない状態でした。

 

 

 

12/15くらいから、急に食欲がなくなり、元気もなくなってしまいました。

それでも、甘えたり、大好きなキャベツのみじん切りに鰹節をかけたご飯は食べたりもしてくれました。

しかしその後、どんどん状態は悪化。

 

この頃は、病院につれて行こうか本当に悩みました。

寝ることすらままならず、座ってジーッとしているサラ。抱き抱える事すら苦しいのではないかと思われました。

何かしてあげたいのに…

もう優しく撫でてあげるか、隣で一緒に寝てあげるくらいしか、できる事はありませんでした。

 

今までにないくらい辛そうなサラを、病院に連れて行っても、結局できる治療はほとんどない…サラのためになるのかな…サラを苦しめる事だけはしたくないな…

 

 

それでも、少しでも自分からご飯を食べようとしてくれたり、頑張って歩いて家族の側に来てくれたりする姿を見て、

サラが頑張る限り、私たちも頑張ろう。できる限りのことをしてあげよう。と思いました。

 

 

12/18 病院へ。

貧血は改善傾向でしたが、腎臓の数値は、振り切れ測定不能でした…

 

この日、先生に言われたのは、

「動物はすごいから、自分の死はちゃんと受け止めてるんだよ。人間みたいに、未練とか後悔はないんだよ。

最期はお家がいいと思っているはず。

猫は自分を他の猫と比べたり出来ないから分からないと思うけど、サラちゃんは信じられないくらい強い子ですね。」

 

私は、この日、心の中で誓いました。

「もう病院に行かなくていいよ。もう、絶対連れてかないから。ごめんね。よかったね。お家でゆっくり過ごしてね…」

 

こんな状態でも、病院から帰ってきた後は、穏やかに、スルメを食べて、お風呂で温まって、甘えてから私の布団で寝る、という日課をこなしてくれました。

 

 

 

この頃のサラは、常に、オエッ!オエッ!と、強い吐き気があるようでした。

水も、飲みたそうに水飲み場まで行くのですが、目の前にすると飲めないようでした。

かわいそうなことに、口臭もだいぶキツくなりました。

体臭も、少しアンモニア臭がしました。

(慢性腎不全の末期の特徴のようです。)

それでも、爪も研ぐし、ジャンプもするし、フラフラの中、帰宅した私を出迎えにきてくれるし、本当に驚くくらいの強さを見せてくれました。

 

 

この頃は、液体のご飯を強制的にシリンジで口に注入していました。

メーカーは、ロイヤルカナンの腎臓サポートのリキッドです。

これには本当にお世話になりました。

動物病院から、毎回シリンジ付きで買っていました。

まだ食欲があった頃は、自分から舐めたりもしてくれたので、嫌いな味ではないだろうと信じて、あげ続ける事ができました。

 

それでも、本当に苦しい時は、飲み込めずに、口からダラダラ出てきます。それでも、私にはそれくらいしかできる事がなかったので、見てるのが辛かったけど頑張りました。

水もシリンジであげました。

お腹が空いてたり、喉が乾いていたらかわいそうだなと思って頑張りました。

 

 

 

その後も状態は日に日に悪化の一途を辿りました…

ほとんど一人で寝てばかり…

寝ている隣に常にトイレを用意してあげました。トイレにはなんとか起き上がって、おしっこは少しずつしていました。もちろん、おねしょをする事もあったので、布団の下にトイレシートも敷いていました。

うんちも、豆みたいなうんちですが、一応頑張って毎日出していました。

 

抵抗する力もないのに、ご飯の時は抵抗するので、強制的にご飯を与えるのが辛くなってきました。あまりに苦しそうなので、ご飯や水を与える頻度は少なくなっていきました。

それでも、やっぱり、ご飯をあげた後は、空腹が無くなり吐き気が少しは治まるのか、ぐっすり眠れるようでした。

どうしてあげるのがベストなのか、正解はわかりませんが、信じて闘い続けるしかありませんでした。

 

 

サラを見ていると、涙が溢れてきました。

サラはまだ生きてるのに、ペットロスの立ち直り方なんか調べたり…ひどい飼い主です。でも、サラがもしいなくなったら、立ち直れる気がしませんでした。

神様どうか苦しみだけは取り除いてあげて…と願っていました。サラは何も悪くない…とってもいい子なんです…苦しめないで…

 

 

薬ももう吐き気止め以外はやめる事にしました。

末期で、もう効いてるかもわからない薬を、飲み込めないのに、何度も無理矢理突っ込んで、サラにとっては残酷な事だと思ったからです。

吐き気止めの錠剤は砕いて、リキッドフードに混ぜて与えていました。

 

点滴も、毎日続けていましたが、抵抗する力が無くなったので、今までのようにトイレなどでやる必要は無くなりました…

 

 

 

12/30  23時頃、ついに、恐れていた痙攣発作が起きました。

暴れて、息苦しそうで、もう死んでしまうのかな?!って、驚きと悲しみが襲ってきましたが、徐々に意識が戻ってきて、体も起こせるようになって一安心しました。

 

本当に末期なんだな…2018年を一緒に迎えられるかな…最期が近いかもしれないけど、年末年始だから、看取る事ができそうだな…最後にずっと一緒にいられてよかったな…なんて考えていました。

 

 

12/31  11時頃と21時頃、2回発作が起きました。どちらもお風呂場に行った時。急に動いたから?寒暖の差?

それでも今日は大みそかのご馳走をサラも一緒に囲んで、家族みんなで過ごせて幸せでした。

しかも!発作の後、鯉の甘露煮(我が家の大みそかのご馳走の1つです)を急に食べ始めたのです!何週間も水すら口に出来なかったのに!!!(といっても、ひとかけらですが。)

我が家は、驚きと、奇跡が起きた喜びに湧き上がりました。

後で調べてみると、どうやら痙攣発作の後は、脳が麻痺状態?覚醒状態?となり、このような行動が見られることも少なくないとか…

 

 

 

このように、末期の状態に苦しみながらも、感動と勇気をくれて、2018年を一緒に迎えてくれたサラなのでした。

 

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これはサラが毎日点滴を頑張った証拠です。

こんなに沢山の点滴や針が、すぐに溜まります。ある程度溜まったら病院で廃棄してもらいます。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 14 穏やかな生活が続いた秋

 

こんにちは。

 

サラは、慢性腎不全と診断されてから、吐き気と脱水で苦しい春を過ごし、夏には貧血と脱水でフラフラになり、末期と宣告されました。

 

しかしその後、奇跡の回復で、穏やかな秋を過ごしていました。

 

その時の様子を書きたいと思います。

 

 

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可愛らしい顔も、病気により、キツイ表情になってしまいました。

必死に病気と闘っている証拠です。

 

 

2017年11月のお話です。

この頃は、体調が比較的良く、以前からお世話になっていたドライフードの療法食「ロイヤルカナン 腎臓サポート」を、また沢山食べてくれるようになりました。

中でも、この頃のお気に入りは「セレクション」という味!

 

元気だった頃に食べていたドライフードを受け付けなくなってから、色々なウェットフードに手を出していましたが、やっぱりドライフードに勝るものはありません。

特に、療法食であれば、数粒でも、数グラムでも、ウェットフードよりはカロリーがしっかり取れる印象です。

 

動物病院に試食があってよかった…500グラム単位で買えるのもよかった…もっと小分けがあってもいいんだけど…

とにかく、ロイヤルカナンありがとう!

 

 

この頃、少し気になった事がありました。

サラの鼻(目頭の下あたり)片側にコブができていたのです。そして、そちら側から鼻水も見られました。

定期通院も兼ねて病院へ。

 

コブは、ガンか、虫刺されか……切開などさせるわけにはいかないし、原因を特定するのは難しい。様子を見ましょう。との事でした。

治りますように!

 

体重は、2.48キロにアップしていて、先生もつくづく感心して、すごいなぁ〜〜と言ってくださいました。私も励みになりました(^^)

 

この頃は、もちろん毎日、点滴頑張っていました!

 

 

寒くなってきて、最近はお風呂がお気に入りのサラ。家族の誰かがお風呂に入っていると、温まりにやってきます(笑)

水滴を舐めて水分補給も(笑)

足腰はフラフラなので、たまに浴槽に落ちて大騒ぎさせられたり、シッポがずっとお湯に浸かってても気づかなかったり…

若い時は水嫌いだったのにな…

 

 

12月に入ると、少し食べない?!と感じる日もありましたが、腎臓サポートのドライフードを、相変わらずむしゃむしゃ食べてくれる日が多かったです!

少し太ってくれたような(^^)?

 

腎不全はもちろんサラの身体を蝕んだままで、毛並みは悪いし、身体も変形してきていました。

鼻も詰まるのか、「スーッ」と息しづらそうにする事も多くなりました。

でも、元気そうにしてくれていて、私も家族も幸せでした。

 

 

サラが元気な頃は、サラに申し訳ない気持ちはあっても、私自身、何日も家に戻らない事もしばしばでした。

病気になってからは、ほぼ毎日、時間の許す限り一緒にいるようにしました。

病気になった事は、悔しくて、病気を、自分を、恨んでしまいますが、それによってできた一緒にいられる時間は、神様とサラがくれた最後の最高のプレゼントで、かけがえのない宝物でした。

 

しかし、12月は一度だけ、2日ほど家を空けざるを得ませんでした。最近は毎日点滴していたので、できない(1日空いてしまう)事が不安でした。サラを一人にさせて申し訳ない気持ちも強かったです。

でも、私たちが安心して家を空けられるよう、ここ最近のサラは穏やかに生活していてくれていました。本当にありがとう!

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

 

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頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 13 穏やかな生活を取り戻す

2017年の夏は、脱水と貧血のダブルパンチで、とても苦しんだサラ。

そこから、奇跡と言えるくらい、穏やかな生活を取り戻した、2017年10月の様子を書いていきます。

 

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ちなみにこの写真は、脱走して、道路の下の用水路に落ちていて、家族で必死に救出して、サラ人生初のシャワーをして、乾かして、また外に行きたいよ〜!と言っているサラです。

シャワーで綺麗になって、ふっくらしているように見えますが、濡らした時のサラの体は、可哀想なくらいガリガリでした…

 

 

10月初めの診察では、

CRE=8まで改善はしていましたが、依然として高い数値。

その他、BUNやリンの数値は、相変わらず高すぎて測定不能でした。

 

先生いわく、少しでも食べられているのが不思議なくらいだそう。

でもサラは、少しでも、自ら食べることができている。だから、きっと大丈夫。数値だけが全てじゃない。サラは強い子なんだ。と思いました。

 

体重は2.3kgと、少しだけ減っていました。

かかとの傷はやはり床ずれのようなもので、塗り薬などはストレスになりかねないので、柔らかいものを敷いてあげるのが一番いいそうです。

 

 

10月の中旬になっても、まずまず自分から食べたり、水を飲んだりしていて、少し太ったような感じがしました!

貧血も、とりあえずは悪化していないのかな、と思えました。

 

元気そうだし、お出迎えをしてくれたり、すりすり甘えに来てくれたり、ニャー‼︎って元気に鳴いたり、嬉しい出来事が続きました。

とっっても久しぶりに、立っている私の胸に、ジャンプして飛びついて来てくれたんです!(もちろん、前より軽快な高いジャンプはできなくなったけど)もうこんな風に抱っこ出来ることはないと思っていたので、幸せで幸せでたまりませんでした!

気持ち良さそうにひっくり返って寝ているだけで、嬉しかったです。

 

点滴も毎日お利口に抵抗せずやらせてくれます。

こんな日々がずーっと続きますように。

(少し前まではちょっと諦めかけてたけど)11歳の誕生日(来年の5月)を迎えることだって、きっと夢じゃない。長生きしてね。と願う日々でした。

 

 

10月末、順調な日々が続いていましたが、病院に行ってきました。

体重は2.42kgに増加!

貧血も少しですが改善してました!赤血球の赤ちゃんみたいなのもしっかり存在しているそうです。サラの体にはまだ血を作る力が残されていたみたいです!

そして、BUNやCREは相変わらず非常に高い数値のままのようでしたが、リンの数値が改善していました!

 

先生も、すごい!!!って言ってくださいました。

末期と言われてから結構経つけどサラは元気。

もちろん、数値は悪いから、きっと苦しいことも多いんだろうけど、それを感じさせないくらい、元気に頑張ってくれているサラを、尊敬するし、感謝の気持ちが溢れます。

 

 

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やっぱりこうして一人で寝ることは増えました…人知れず病気に耐えるサラはすごいなぁ…

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 12 腎臓は最悪の状態に

サラの腎臓が最悪の状態になってしまった、2017年9月の様子です。

 

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ずっと2階で一人で寝ているサラ…

 

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部屋の隅で一人で寝ているサラ…

 

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可愛らしかった顔も、痩せ細ってキツイ顔になってしまいました…

 

8月は貧血と闘い、皮下点滴を十分に行わなかったために、ボロボロになってしまったサラの体。

 

9/3 この日もジーッとしていて動かない。

かなり辛そうでした。

病院でまた血液検査。

 

腎臓の数値が過去最悪にひどくなっており、BUNは、数値が振り切れ、測定不能となりました。

 

この日、先生の口から、ついに「末期」という言葉が出ました。

 

悲しくて悲しくてどうしていいかわかりませんが、私に今できることは、諦めないで、点滴とご飯は続けてあげることです。

 

体重は、2.62㎏。前回同様、ステロイドの内服を継続することになりました。

 

 

その後もサラは、ジーッとしてる事が多く、動作がゆっくりで、ふかふかの布団に乗せてあげても、ちゃんと座れるまでに30分くらいかかったりしました。

 

それでも、それなりに歩いたり、調子が良ければ少しご飯を自分から食べたりしてくれました。

 

この時私は、サラを見ていて、不思議と力が湧いてきました。

サラが頑張る限り、信じて諦めない。

何度も奇跡を起こしてくれている猫だ。今回だって、乗り越えてくれるかもしれない…!

 

 

9/6 また何回もおしっこに行く症状が現れ、1時間ほど続いて、可哀想だったので、病院に駆け込んでしまいました。

 

でも、やっぱりもう出来ることはないみたいで、ゆっくり過ごすように言われました。この3日で、また体重は減っていました。

 

飼い主さんもよく頑張っているねと、先生に励ましていただきました。

 

 

9/10 なんとこの日!元気モリモリとまでは言えないけど、ちゃんと力強く歩いて、久しぶりに沢山甘えてくれました!

また奇跡が起きたんだ!と思いました。

 

時々悲しそうな声で鳴くのが少し気になります。苦しいのか?外に出たいのか?

 

点滴中もお利口にしていてくれます。

また、この頃から、家族がお風呂に入ると、サラもお風呂場に来て、湯気で体を温めるのにハマり始めました(笑)

 

 

この頃のエサは、自力で食べれるのが、スープ状のおやつのみになったので、

注射器で、前回紹介した、ロイヤルカナンリキッドを何度か与えていました。

 

9月中旬は、このように、痩せ細って貧血はまだまだ心配でしたが、穏やかに過ごせていました。

 

水はあまり飲まなくなってしまったので、トイレは沢山は行きませんが、点滴もしていたので、それなりにおしっこも出ていました。

うんちも、まずまず。

毎日の点滴のおかげで、回復傾向に見えました!貧血の心配もあるけど、もう気にせず点滴は続けるしかないです。

 

とにかく、甘えん坊のサラが戻ってきた事が、何よりも幸せで幸せで、感謝の気持ちでいっぱいで、こちらがパワーをもらっていました。

 

 

9月下旬には、調子良く食べる日と、ちょっと食欲ない日繰り返し、痩せたり、ちょっと太ったりしながら、比較的元気に過ごせていました。

 

ただ、かかと?ひざ?の辺りが、肉むき出し状態になりました!

サラ自身、痛そうにはしていませんが、見た目は痛そうで心配しました。力が入らず、ずっと同じ姿勢で座っていたために、床ずれが出来てしまったようです。

 

 

この頃には、最近まで食べていたスープ状のおやつもあまり食べなくなりました。

以前まで大好きだった鰹節もチーズも生クリームもほとんど食べません。

猫用おやつ煮干しはたまに食べるかな?

 

その代わり、また違うメーカーで、お気に入りのカリカリタイプのおやつと、ウェットフードが見つかり、自力で食べてくれていました。

腎臓や栄養面を考えられたエサではありませんでしたが、自力で食べられるという事は幸せな事で、生きる力になるはずなので、沢山食べてほしいなと思いました。

 

 

このように、2017年9月は、最悪の状態から奇跡の生命力を見せてくれたサラなのでした。

頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 11 貧血が最悪の状態に…その2

前回の記事の続きです!

 

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貧血によって、ピンクだったサラの肉球の血色がとても悪いです…

 

2018年8月18日、病院へ。

体重は、2.88kg。

先生が、もう一度、貧血の注射(おそらく抗体ができて効かなくなってしまった増血剤)を打ちました。

 

確かに、しばらく期間を空ければ、抗体ができにくいとか、また効くようになる可能性もあるとか?、ネットに書いてあった気がしましたが、そんなに期間が空いてないため、私は不安でした。

 

先生に聞いてみたところ、「この注射を打ちすぎてダメという事はない。効くか効かないかだから、また1日おきにやってみましょう。病院にも一応、輸血用の血を提供してくれる太った健康な猫がいるけど、輸血は本当に最終手段だから…」とのこと。

 

先生を信じる!!

 

 

1日空けて8月20日、また注射のため病院へ。

体重は、2.88kgをキープ。

この日の夕方、サラは大脱走。2時間以上家に戻らなくてとても心配しました…

 

8月21日、気のせいかもしれないけど、少し血色が良くなったような?!

最近は耳に血管が見えなかったのに、今日見えました!奇跡起こった?!と思いました。

 

8月22日、注射のため病院へ。

体重、2.84kgと少しダウン…

大好きなスルメを食べなくなりました。飽きたのかな?

猫用のおやつ煮干しには飛びつきました。これもまた食べなくなっちゃうのかなぁ…?

 

8月25日、注射のため病院へ。

体重、2.82kgとまた少しダウン…

また血管が見えにくくなってしまったかな?

歯茎はややピンク色。

 

8月26日、膀胱炎のような症状で苦しんでいる様子が見られました。

病院が休みだったので、点滴をしました。

(これが10日ぶりの点滴です…)

しばらくすると落ち着きました。

 

次の日も食欲がない…

 

8月28日、病院へ。

体重は2.70kgまで大幅ダウン…

元気がない。血色も悪いそう。

そして夜、また膀胱炎のような症状が!!

病院は終わっていましたが、薬だけなら処方できるとのことで、急いで膀胱炎の薬をもらってきて飲ませました。(1日空けて)今日は点滴もしました。

 

次の日も、とても元気がない…

何も食べないし、固まって動かない。

とてもヤバイ状況でした…

またこの日も点滴をしました。

ここにきてやっと、先週もちゃんと点滴しておけば良かった!!!と後悔しました。

 

8月30日、昨日も一昨日も点滴したのに、おしっこがほとんど出ていない事に気がつきました。

(ネットで、死の直前はおしっこが出なくなるという記事を読んでいたので、まさかいよいよかと思ってしまいました。)

急きょ病院へ。

 

すると先生に、「これは膀胱炎ではない!むしろ、膀胱炎の薬を飲むのは危険だ!一昨日処方した薬は、今日からすぐに中止しなさい!!」と言われました。

ビックリでショックでした。ごめんねサラ…

 

とにかく、おしっこがすごい溜まっていたため、先生が膀胱を圧迫して、沢山出してくださいました。

無理にやるといけないため、素人は絶対やらない方がいいと思います。サラも始めは苦しそうで暴れてしまって、先生も少し時間がかかっていましたが、出始めるとドッと出てきて、サラもスッと力が抜けて、おしっこが出て楽になったようでした。

「今後もおしっこが出てないようだったら、病院に来てください。また出してあげますから。」と言っていただきました。

 

食事をほとんど取れなくなってきた事を病院に相談すると、前回のブログにも書いたオススメのエサ「ロイヤルカナン 猫用 腎臓サポート リキッド」を紹介していただきました。注射器付きで、自分から食べられない場合は注射器で口に入れます。

基本的に、エサは安く済ませたいのでネット購入をしていますが、病院では、エサを小分けに売ってくれるので、お試しで好きな分だけ買いたい時にはよかったです。

今回のこのリキッドのエサも、この後ずっと病院から購入することになります。

注射器は滑りが悪くなりやすいので、リキッドのエサ一つにつき一本、専用の注射器セットが付いてくるのがありがたかったからです。

 

次の日は、まぁまぁおしっこに行っていました。食事は自分から取れないので、注射器で。

頑張れサラ!!

 

 

以上が、貧血と闘った2018年8月の様子です。

 

9月以降の様子はまた次回へ。

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 ⑩ 貧血が最悪の状態に…

2019年あけましておめでとうございます。

 

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日向ぼっこを楽しむサラo(^-^)o

 

サラの闘病の記録の続きです。

前回までで、

治療開始から3ヶ月以上経ち、点滴のおかげで腎臓の数値は安定してきたものの、貧血が悪化の一途…

というところまで書きました。

 

 

2018年8月7日

貧血の注射のために病院に通い、その結果がわかる日…

 

赤血球の数値が250まで下がっていました。

(正常値は500〜1000ほど)

低すぎる数値です…

 

サラはどんなに辛いでしょう…

今日までほぼ毎日点滴をしてしまった事をひどく後悔しました。

注射が効かないということが、どれほど絶望的な事かは、ネットを検索しまくって知っていました…

 

単なる貧血は、鉄剤を飲むなど、他の方法で改善することができるのですが、

腎不全による貧血は腎性貧血と呼ばれ、そもそも「赤血球を作れ!」という腎臓からの命令がされなくなるため、命令に変わる物質を注射で打つか、輸血をする以外に有効な治療がないのです。

 

しかしながら、その注射は、人間用の薬のため、猫によっては抗体ができてしまい、効かなくなるそう…

 

輸血に関しても、人間のような輸血バンクがないため、他の猫から血をもらって、そのまま輸血するしかないのです…

(これでは、拒絶反応も起きやすく、たとえ一度うまく行っても、また同じ猫からの輸血は難しくなったり…そもそも腎不全の猫がそのストレスに耐えられるのか…猫にとって現実的な治療とは思えません。)

 

 

とにかく、サラの腎臓は、血を全く作れないくらいダメになってしまったのか…と絶望しました。

諦めたくはないけど、覚悟するしかないのか…と思ってしまいました。

 

この日は、注射は行われず、藁にもすがる思いで、プロラクト鉄という鉄剤が処方されました。

 

 

あの日から点滴が怖くなりました。

フラフラしていて、貧血によるひどい体調不良のように見えました。点滴によって血液を薄めてしまうことが、とてもかわいそうな事に思えてしまいました。

8月10日、2日空けて点滴をしてみました。

 

 

8月12日、再び病院へ。

もう首の血管が見えにくくなってしまったようで、首からの採決が難しく、太ももの内側からの採決になりました。

とても暴れてしまい、ストレスが大きいようでした。

 

赤血球の数値は235まで下がっていました…

 

先生もなすすべがない中で、奇跡が起これば効く可能性も…と、ステロイドの注射を打ってくれました。

私は何か治療を施してくれただけで、本当にありがたかったです。

奇跡よ起これ!!!

 

 

その後は、食欲も落ち、フラフラしていて、いつも一階で過ごしているのに、ずっと二階で一人で寝ているようになりました。

(まさか、死ぬ前は家族の前から姿を消すという猫特有の習性か…?と縁起でもない事も脳裏をよぎりました。)

 

かつおぶしだけは何とか食べてくれます。

もう、好きなものを食べさせてあげよう、と思いました。

もう長くはないかもしれないと思って、大好物のスルメも食べさせる事にしました。

 

また、トイレの砂を食べるようになりました。ずっとトイレの砂は鉱物でできた固まらない砂を使っていました。貧血だから、そのような物質を摂取したくなるのかな、と思いました。

トイレの砂は、おからでできた固まる砂に変えました。

 

 

8月16日、約一週間ぶりに点滴をしました。

(その後も点滴をほとんどしない日々を数週間続けることになるのですが、のちに後悔する事になります。その理由はまた後で書きます。

先生に言われた通り貧血でも一日おきくらいで点滴しておけばよかった。腎臓のためには脱水は何よりも避けたいこと。二日おきでも、100mL全量じゃなくてもいいから、定期的に点滴はすべきでした。

でもこの時は、貧血でフラフラのサラを見ていて、点滴をする勇気がありませんでした。

現在飼い猫の腎不全と闘っている方は、気をつけてください!)

 

 

点滴をした次の日は、サラは少し元気そうでした。ご飯も食べたし、ちょっと甘えてきたり、ジャンプして窓に上って外を眺めたり、私が帰宅すると一階に降りてきたり!(スルメが食べたくてかな…?)とにかく嬉しかったです。

 

ちなみに、処方されていたプロラクト鉄ですが、粉末の鉄剤だったので、サラの好きな牛乳や生クリーム、野菜ジュースに溶かして飲ませたり、水に溶かして注射器で口に入れたりしていました。(その後に、ご褒美?誤魔化すため?にスルメをあげました ^-^; )

一時は、自分から飲んでくれる事もあって、そんなにまずくないのかな?と思いましたが、やっぱりまずいようで、体調が悪いと飲み込めずに口からダラダラ出てきました。

のちに、液体のご飯「ロイヤルカナン 猫用 腎臓サポート リキッド」を知り、それにかなり助けられる事になるのですが、それに混ぜて口に入れる方法もよかったです!

やはり、ただの水より栄養を与えたいので…

 

 

今回はこの辺で。

また次回、貧血と闘うサラの様子を書いていきます!

 

頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 ⑨ 貧血が心配

 

こんにちは。

サラの闘病記の続きを書きます。

 

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サラの目は薄暗いところでエメラルドグリーンに光ります。とっても美しいんです!

 

 

病気発覚から約3ヶ月。

点滴開始から約2ヶ月。

体調がまずまず回復してきたように思えたサラちゃんでしたが…

 

 

7/10 ここ数日は暑い日が続いていました。

そしてサラの食欲は落ちている気がしました。

毛玉のような少量の嘔吐も毎日見られました。

 

心配になり、病院で血液検査をしました。

 

体重は3キロちょっとありましたが、

BUN=123.1

CRE=7.4

リン=13.6

と大幅に上昇していました…

赤血球の数値も416万まで下がり、貧血も悪化していました。

 

病気発覚時よりも悪い数値でした。

絶望しました。

先生も「どこまで頑張ってくれるかな…」と言っていました。

 

とにかく、最近のサラちゃんは貧血でフラフラなので、再度、増血剤の注射(1日おきに4回)をすることになりました。

 

また、腎不全の飲み薬も、またセミントラからラプロスに戻すことになりました。

理由は詳しく聞きませんでしたが、セミントラに効果が見られなかったため、もう新薬にかけてみるしかない、という先生の判断かなと思います。

優しく真摯に向き合ってくださる先生なのでら先生を信じることにします。

もう、出来る治療は限られていると思うので…

 

 

その後、1日おきに病院に行きました。

7/12 体重2.92キロ。食欲はまぁまぁあるが、見た目は痩せてしまった。 

(しかし、7/14には、体重は3キロ台に復活しました!)

 

 

7/19 血液の再検査の日。

最近はまぁまぁ元気で、うんちも順調でした。

祈る気持ちで結果を待ちました。

体重は3.2キロくらい。

 

BUN=92.2

CRE=4.4

リン=6.4

と、まずまず良くなってました!

 

しかし!

赤血球の数値が353万まで減少…

貧血は悪化してしまっており、週に2回の頻度で増血剤の注射を継続することになりました。

 

 

7/21 注射のため病院へ。

体重は3.12キロ。

最近のサラは貧血が辛そうだったため、私は点滴で血液を薄めることに心配と恐怖がありました。

この日、先生に、点滴は毎日やっても大丈夫ですか?と聞きました。

先生は、猫のストレスも考えると、1日おきでもいいのでは…とおっしゃっていました。

 

 

7/24 注射の日。体重は3.12キロ。

この頃は食欲はまずまずで、うんちもなんとかしていたので、1日おきの点滴にしていました。

ただ、毛がすごい抜けるなぁと気になっていました。

また、貧血のため、ピンクだった肉球が白っぽくなっていました。

顎の下に数ヶ所カサブタもできていました。後ろ足で引っ掻きすぎたのかな…?

それから、点滴を休んだ日でも、おねしょをすることがありました。水は沢山飲んでいるからかな…?

 

 

8/4 注射の日。

体重は3.00キロと少し減少。

この頃は夏バテなのか、日中は食欲がほとんどありませんでした。

いつも点滴は夜やっていましたが、点滴をすればよく食べるような気がしました。

やや肉球の血色も良くなってきたような気がしたので、毎日点滴してみようかな…と思い立ちました。

 

 

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やや血色悪いです。お鼻の茶色も薄くなったような…

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

次回へ続きます…