頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 12 腎臓は最悪の状態に
サラの腎臓が最悪の状態になってしまった、2017年9月の様子です。
ずっと2階で一人で寝ているサラ…
部屋の隅で一人で寝ているサラ…
可愛らしかった顔も、痩せ細ってキツイ顔になってしまいました…
8月は貧血と闘い、皮下点滴を十分に行わなかったために、ボロボロになってしまったサラの体。
9/3 この日もジーッとしていて動かない。
かなり辛そうでした。
病院でまた血液検査。
腎臓の数値が過去最悪にひどくなっており、BUNは、数値が振り切れ、測定不能となりました。
この日、先生の口から、ついに「末期」という言葉が出ました。
悲しくて悲しくてどうしていいかわかりませんが、私に今できることは、諦めないで、点滴とご飯は続けてあげることです。
体重は、2.62㎏。前回同様、ステロイドの内服を継続することになりました。
その後もサラは、ジーッとしてる事が多く、動作がゆっくりで、ふかふかの布団に乗せてあげても、ちゃんと座れるまでに30分くらいかかったりしました。
それでも、それなりに歩いたり、調子が良ければ少しご飯を自分から食べたりしてくれました。
この時私は、サラを見ていて、不思議と力が湧いてきました。
サラが頑張る限り、信じて諦めない。
何度も奇跡を起こしてくれている猫だ。今回だって、乗り越えてくれるかもしれない…!
9/6 また何回もおしっこに行く症状が現れ、1時間ほど続いて、可哀想だったので、病院に駆け込んでしまいました。
でも、やっぱりもう出来ることはないみたいで、ゆっくり過ごすように言われました。この3日で、また体重は減っていました。
飼い主さんもよく頑張っているねと、先生に励ましていただきました。
9/10 なんとこの日!元気モリモリとまでは言えないけど、ちゃんと力強く歩いて、久しぶりに沢山甘えてくれました!
また奇跡が起きたんだ!と思いました。
時々悲しそうな声で鳴くのが少し気になります。苦しいのか?外に出たいのか?
点滴中もお利口にしていてくれます。
また、この頃から、家族がお風呂に入ると、サラもお風呂場に来て、湯気で体を温めるのにハマり始めました(笑)
この頃のエサは、自力で食べれるのが、スープ状のおやつのみになったので、
注射器で、前回紹介した、ロイヤルカナンリキッドを何度か与えていました。
9月中旬は、このように、痩せ細って貧血はまだまだ心配でしたが、穏やかに過ごせていました。
水はあまり飲まなくなってしまったので、トイレは沢山は行きませんが、点滴もしていたので、それなりにおしっこも出ていました。
うんちも、まずまず。
毎日の点滴のおかげで、回復傾向に見えました!貧血の心配もあるけど、もう気にせず点滴は続けるしかないです。
とにかく、甘えん坊のサラが戻ってきた事が、何よりも幸せで幸せで、感謝の気持ちでいっぱいで、こちらがパワーをもらっていました。
9月下旬には、調子良く食べる日と、ちょっと食欲ない日繰り返し、痩せたり、ちょっと太ったりしながら、比較的元気に過ごせていました。
ただ、かかと?ひざ?の辺りが、肉むき出し状態になりました!
サラ自身、痛そうにはしていませんが、見た目は痛そうで心配しました。力が入らず、ずっと同じ姿勢で座っていたために、床ずれが出来てしまったようです。
この頃には、最近まで食べていたスープ状のおやつもあまり食べなくなりました。
以前まで大好きだった鰹節もチーズも生クリームもほとんど食べません。
猫用おやつ煮干しはたまに食べるかな?
その代わり、また違うメーカーで、お気に入りのカリカリタイプのおやつと、ウェットフードが見つかり、自力で食べてくれていました。
腎臓や栄養面を考えられたエサではありませんでしたが、自力で食べられるという事は幸せな事で、生きる力になるはずなので、沢山食べてほしいなと思いました。
このように、2017年9月は、最悪の状態から奇跡の生命力を見せてくれたサラなのでした。