sara’s diary

慢性腎不全 猫

頑張り抜いた10歳の猫 慢性腎不全 闘病の記録 ③ 病名が告げられた日

こんにちは。

 

 

私が、家族が、一気に絶望の中に転落した日の事を書きます。

 

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(元気だった頃のサラちゃん)

 

サラちゃんは、人懐っこい猫…とは言えません。むしろ私にだけ、ゴロゴロ沢山甘えてくれたり、おかえり〜!とお出迎えしてくれたり、それがとてつもなく愛おしいのです!

私が朝起きるのをずっと待ってて、待ちきれなくなると、ゴロゴロ・ペロペロ・ニャーー!って、必ず起こしに来ます。

私が泣いていると、心配そうに近くにいてくれるんです。

 

猫を飼ってる皆さんならわかってくれる方も多いですよね?  気まぐれと言われている猫でも、心は飼い主といつも通じています。

病院に行く前日も、家族ゲンカをしてしまったんです。そしたら、ヤメテ〜って、私の側に来て止めてくれました。こう見えてとても優しい子なんです。

 

そして、とにかくかわいい!美人さんなんです!親バカと思われちゃいますね…笑

普段は撫でたり呼んだりすると、「グルッ!」と番犬のような返事をするんですが、時々甘えて私に話しかける時「ンミャ〜ァ」と高い可愛らしい声で鳴くんです。とにかく、かわいい!という事です!笑

私の世界で一番の宝でした!

 

 

 

病名を告げられた日。

 

それは、2017年4月22日、前回のブログで書いたとおり、異変に気付いていながら、心配はしながらも、見過ごしてしまって数日、

 

見過ごせないほどの異変がサラちゃんに現れました。

 

 

(小さい頃軽い膀胱炎のようになって、数日で治ったので、その時は病院には行っていませんが、)

明け方から、その時よりもひどい感じの膀胱炎のような症状が見られました。

 

苦しそうに顔つきが変わり、家中をウロウロして、何度もオシッコをするポーズをするのですが、出ても一滴くらい。

しまいには血が混ざってきて、とにかく見ていられないほど苦しそうなので、午後、病院へ。

 

 

そこで、先生に言われた事は、

「今日の症状は膀胱炎かもしれないが、体重が大幅に減っている事は思わしくない。ホルモンの異常ならばいいのだが、腎不全だと大変だから、血液検査をしましょう。」

 

 

腎不全……

サラの異変に気付いてから、ネットを見まくっていたので、確かにそのワードは知っていました。猫に多い病気で気付いた時にはほぼ手遅れ……まさかサラがなるはずないと思って疑いませんでした。

 

 

血液検査の結果を待つ間、苦しみに耐えながら病院が嫌だと鳴くサラを励ましながら、

大丈夫だよ!腎不全なんかじゃないよね!きっとよくなるよ!と車の中で言っていました。

 

 

結果を聞きに行く時は、サラを車に残して一人で聞きに行きました。

病室に入ると、先生の暗い表情。

 

 

 

慢性腎不全です。

 

 

絶望しました。

先生は、「治らない病気だけど、進行を遅らせる事はできるから!薬を頑張って一生飲ませ続けてくださいね。」と励ましてくれました。

しかしながら、

 

BUN=128.0

CRE=7.8

P(リン)=12.4

 

と、かなり悪い数値とのことでした。おまけに食事を食べてないから肝臓も悪くなっていて、膀胱炎は、腎不全により免疫が落ちた為ではないか、とのことでした。

 

 

どのくらい悪いんですか?どのくらい生きられますか?と必死で聞きました。

先生は、

レベルは中の上くらい。20歳まで…とかそんな風に長生きする事は不可能だけど…

と答えてくれました。

 

 

先生が、私を励ますために、あまり絶望させるような事は言わないように気を使ってくれたのがわかりました。だから、本当はもっと悪いんだ…と涙が出ました。

 

 

先生は、「最近ラプロスという新薬が発売されたんですよ!それを飲んでみましょう。

あと、リンが高いままだと腎臓に大きな負担になるので、リンや余分な老廃物を吸着してくれるイパキチンという粉を餌に混ぜてみてください。

それから、血尿なので、抗生物質も10日飲んでください。

20日後、再検査しましょう。」

と、その日は帰してくれました。

 

 

後から調べた情報によると、サラの数値は、数値だけ見ると、もはや腎不全末期。数日後に死んでしまうレベル。

(しかし、適切な治療をすると、しばらくすると若干数値が良くなって落ち着くことも多いそう。

その時の数値で、本来の腎不全のステージが決まるようです。)

 

また、ラプロスという新薬は、腎不全を早期発見できた場合、そこから悪化を大幅に食い止められることが証明されたそうです。

ステージ2〜3の場合は非常に有効で、ステージ4での有効性は認められていないそうです。

サラは明らかにステージ4だろうと思われたので、効いてくれるか不安もありましたが、奇跡に賭けるしかありませんでした。

 

 

それにしても、ショックでした…帰ってから泣きました…自分を責めました…もう、今までの元気なサラが戻ってくる事はないの?…かわいい声で私に話しかけるサラには、虫や鳥を見て興奮するサラには、もう会えないの?…ずっとこの家に帰って来ればサラがいたのに…いなくなっちゃうの?…なぜ?なぜサラなの?なぜ苦しまなければいけないの?…まだ10歳にもなっていないのに!…なぜなぜなぜ……

 

自分を責めても仕方ないのに、今できる事を精一杯やるしかないのに、私が悲しんでいればサラも不安になってしまうのに、涙が止まりませんでした。

 

 

もうすぐ、5月下旬がサラの誕生日です。せめて10歳まで生きてよ…と願っていました。

10歳まで生きられないんじゃ…と思うほど、サラは衰弱していました。

 

その日の夕方、無理やり口を開けて薬を2種類飲ませました。かわいそうです。これを一生続けなければならないなんて…

まだ少し辛そうではありましたが、粉薬を混ぜたウエットフードはなんとか食べてくれました。水も飲めています。夜は私の隣でぐっすり寝てくれたようです。

 

 

病院の費用ですが、今日は12,000円ほどでした。

だいたいですが、

尿検査2,000円

血液検査3,000円

薬5,000円

くらい、あとは初診料・診察料などです。

ラプロスという薬が、新薬なので高いようでした。

 

サラのために、こんなのへっちゃら!と思いますが、このような出費は今後続いていくので、やはり大変キツイですね……

 

 

サラが美味しそうに食べてくれるエサを探し回り、高いエサも買いまくったし、

水素水で病気が治るという記事を見て、ペット用の高い水素水も沢山買ってしまいました。

 

ちなみに、水素水に関しては、医学的根拠がなく、後で先生に聞いたら、普通のでいいと思うけど…と言っていました。

実際、サラの飲みっぷりをみても、(最初はまぁまぁ飲んでくれたのですが)普通の水道水の方が美味しいようでした。腎臓のためには水分を沢山取ることが一番大切なので、好んで飲む水をあげた方がいいと思います!!そして、普通の水でいいので、こまめに交換した新鮮な水を、たっぷり、至る所においてあげた方がいいです!

そして、私はネットで動物用の高い水素水をまとめ買いしたのですが、だいぶ残ってお金の無駄でした。そもそもネットで買うような水は新鮮じゃないし自分だって飲みたくないですよね…水素水を試してみたい方は、スーパーの入り口の近くに水素水用のウォーターサーバーがあったりするので、そういうところで安く手に入れてみてください!

 

長くなったので今日はこの辺で。

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